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2021.11.15
社交不安症について
【社交不安症】
社交不安症は、人前で話をする、口頭での発表、社交的な集まり、初めての人と会うことなどで、恥ずかしい思いをすることを恐れる、過度な緊張や不安を感じる疾患です。
他者から見られる状況、注目される場面に対する恐怖である「他者視線恐怖」が基本的で特徴的な症状です。
発症のピークは10代の頃といわれています。
赤ら顔や筋肉の引きつり、息苦しさなどを感じる場合もあります。
治療としては、精神療法として認知行動療法、薬物療法として抗うつ薬の一種であるSSRIや抗不安薬が挙げられます。
社交場面の多い状況から環境が変わることで症状が軽快する方も多くおり、環境調整も有効性が高いです。
社交不安障害を治療してきた経験から、不安を0にすることを目標設定にするのは難しいと感じています。例えば不安を感じる程度を治療で10から5に減らして、日常生活に困らない程度で折り合いをつけるというのが現実的な目標設定であると思います。
上記の症状でお困りの方は、ぜひご相談ください。お力になれれば幸いです。
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